店舗せどりをしているときに、他のせどらーを見かけたことはないでしょうか?
参入者が多い都会や、コストコなどの有名店舗なら出くわす可能性も多いと思います。
そんなとき、今回ご紹介する「ソーシャルリサーチ」をやってみてください。
「ソーシャルリサーチ」は非常に強力で、このリサーチ方法ならではの学びも多いです。
ソーシャルリサーチとは
ソーシャルリサーチ
「ソーシャルリサーチ」とは、私が勝手に作った造語で、店舗せどりにおいてライバルせどらーの行動を見たり、カゴから商品をリサーチする方法です。
語源としては、パスワードを背中から盗み見るような、人間の心理や行動から秘密情報を入手する手法「ソーシャルエンジニアリング(ソーシャルハッキング)」から名付けています。
(参考URL:Wikipedia ソーシャルエンジニアリング)
つまり、店舗せどりで、商品を見て商品のリサーチを行うのではなく、人を見て商品のリサーチを行うものです。
間違いなく、電脳やセラーリサーチなどの他のリサーチ方法では無かった気づきが得られます。
せどらーの見つけ方
せどらーの特徴として、
・ビーム(専用バーコードリーダー)を持っている
・スマホを何度も商品にかざしている
・カゴに同じ商品が山積み
・買っているものと客層が合わない
・なんとなくせどらーっぽい
などがあります。
具体的には、
・20代後半の男性が、子ども用おもちゃを爆買い
・20代後半の男性が、化粧品を爆買い
・散歩より早く、目的の商品を探すより遅いスピード感(物色に近い)
などです(私の行動を振り返ってみました。笑)
過去の行動を振り返って、当てはまる方もいるのではないでしょうか?
せどらーは意外にも分かりやすく、周りに潜んでいます。
せどりをする前は気づかなかったですが、よくよく見るとわかります。
地域性もある
実際に出くわすかどうかは地域性(その地域にせどらーが居るかどうか)も関係するので、いない地域もありますが、
・都会の店舗
・コストコなどの有名店舗
であれば必ずと言っていいほどいます。
よく見てみましょう。
仮に一回も遭遇しない場合は、「自分の独壇場」もしくは「その店舗には利益品が無い(せどりができない)」のどちらかになります。
デメリットを活かす
私がソーシャルリサーチを勧める理由に、デメリットを活かせることが挙げられます。
通常、ライバルせどらーが多いことは、同じ地域の競合他社のような存在になるため、大きなデメリットとなります。
ですが、この「ソーシャルリサーチ」の考え方を持てば、ライバルせどらーが多いことさえも活かすことが可能です。
実際に私も、「ソーシャルリサーチ」で学んだ利益品のジャンルや、ノウハウは多数あります。
初心者でも実践可能
リサーチ法は数多くありますが、そのほとんどが多少の経験が必要です。
例えば、通常の店舗せどりの商品リサーチでは、リサーチするジャンルや商品、その傾向をある程度知っている必要があります。
またセラーリサーチでも、ライバルせどらーが扱っている商品をどこで仕入れるか予想する能力が必要です。
しかし、「ソーシャルリサーチ」では、経験やノウハウは一切不要で、店舗でライバルせどらーを見つけるだけでOKです。
極端な話、見て、真似るだけでOKなのです。
先輩せどらーの背中とカゴを見て、しっかり学びましょう。
ソーシャルリサーチで学べること
相手のカゴから商品が学べる
話は変わりますが、せどりの3大要素は、「仕入先」「商品」「売却先」です。
せどりという商売は、この3つの要素が揃えば完全再現可能な商売のため、参入障壁が低い反面、参入される危険性(手法をパクられる危険性)も高いです。
詳しくは、今後別の記事で解説していきます。
話を戻します。
相手のカゴから商品を学ぶことで、このうち、「仕入先」「商品」が分かってしまいます。
つまり、
仕入先 → 今、居る店舗
商品 → カゴの中身
というわけです。
「売却先」は簡単で、
・EC系:Amazon、楽天など
・フリマアプリ系:メルカリ、ラクマなど
と、限定されるため、実質3要素が揃うこととなり、ほぼ再現可能です。
リサーチの流れを学べる
一部始終を見ていると、ライバルせどらーのリサーチの流れを見れます。
カテゴリーや商品自体のリサーチ方法は分かっても、リサーチ全体を学べる機会はほとんどないため、貴重です。
それをライバルせどらーから教わることができます(こっそり)
Youtubeの動画で仕入れ動画が多数アップロードされていますが、あれを生で見るに感覚に近いです。
もちろん編集はされていないので、不要な部分も多いのですが、そこからも学ぶことが可能です。
例えば、
・スルーする棚とリサーチする棚の違い
・リサーチする棚の中でも、その時間のかけ方
を見ることにより、
「なぜリサーチしたのか」ではなく「なぜリサーチしなかったのか」
「なぜ仕入れたのか」ではなく「なぜ仕入れなかったのか」
を学ぶことができます。
これは「ソーシャルリサーチ」ならではかと思います。
他者からどう見られているか学べる
自分が「せどらーを見つけられる」ことは、逆説的に「せどりをやっている自分が他者から分かりやすい」ということです。
なので自分が見つけたライバルせどらーに
・なぜ気づくことができたか
・どうすればバレなかったか
を常に考えるようにしましょう。
ここをしっかり考えることで、「自分がバレないためにはどうすればよいか」に活かすことができます。
「人の振り見て我が振り直せ」ということわざもあるように、せどりでも他人の動きから自分の動きを見直しましょう。
せどらーバレした場合のリスクについては次で解説します。
ソーシャルリサーチされないためには
リサーチされるリスク
まず、ソーシャルリサーチをされてしまった場合、どんなマイナスがあるのか解説していきます。
もうお気づきかと思いますが、自分がライバルせどらーにする側だったのが、される側になります。
店舗せどりでソーシャルリサーチされた場合、
・同商品を買われ、自分が買えない
・他店舗に先回りされ、自分が買えない
・利益品をせどらーグループで共有され、値崩れする
など、「百害あって一利なし」です。
なので、どうやれば
・ライバルせどらーとの遭遇率を下げられるか
・せどらーと気づかれないか
を意識して店舗せどりをやることが必要になってきます。
リサーチされないためには
私達がソーシャルリサーチされる側にならないためには、せどらーと気づかれないことが一番です。
そのため、
・リサーチ時に一般客のような振る舞いをする
・カゴに大量の商品がある状態を作らない
・店内時間を短くする
ことが重要です。
例えるなら、忍者のような行動を心がけてください。
しかし、あらゆる対策を講じたとしても、レジ付近に張り込まれた場合に逃れようがありません。
なので「店内時間を短く」を意識して、ライバルせどらーと遭遇する確率の「全体」を下げることが重要です。
今後、店内時間を重視した方法も解説していきます。
まとめ
今回は「ソーシャルリサーチ」について、解説しました。
次回以降、有名なリサーチ方法「セラーリサーチ」についても解説していきたいと思います。