よくせどりでオススメされる店舗に、ドン・キホーテがあります。
店舗の商品陳列が他の店舗と違うため、難しいと感じる方も少なくないです。
ですが、攻略して味方に付けてしまえば非常に強く、せどりに向いている条件が揃っている店舗でもあります。
そんなドン・キホーテで見るべきポイントを解説していきます。
ドン・キホーテの概要
概要
ドン・キホーテ(英: Don Quijote Co., Ltd.)は、関東地方を中心に、日本の主要都市や主要地方都市でドン・キホーテブランドなどの主に総合ディスカウントストア及び総合スーパー展開する企業です。
もともとドン・キホーテは関東に多かったのですが、2017年に東海地方を中心に展開するユニー株式会社を子会社化したため、東海地方にも店舗が増えています。
主要都市と言わず、日本全国に展開しているため、ほとんどの方がご存知かと思います。
店舗の特徴
特徴としては、下記があります。
・全国展開かつ店舗数が多い
・深夜まで営業(店舗ごとに違う、24時間営業の店舗も)
・商品の陳列が雑多
・取り扱い商品の幅が広い
・値引き幅が大きい
こういった特徴は、サラリーマンのような「兼業せどらー」も、縦積みするような「専業せどらー」でも有利に立ち回れる店舗かと思います。
マイナスをプラスと捉える
ドン・キホーテせどりが難しい要素として、
・商品の種類が多い
・陳列が分かりづらい
・割安商品と通常商品が混在している
があるかと思います。
確かに店内はゴチャゴチャしています。
陳列が分かりづらいため傾向が掴みづらく、商品数の多さから全頭リサーチ(棚やエリア全てをリサーチする手法)でもエリアをかなり絞らないと難しいです。
しかし、これらは裏を返せば、参入障壁が高く、気づく人だけが気づける状況を生み出していると言えます。
また商品の種類が多いことで、店舗が持てる1商品あたりの胆力も弱くなりがちです。
つまり、値引きによる在庫処分が起きやすい、と言えます。
これらの一見マイナスとなる要素でも、視点を変えることでプラスと捉えることが可能です。
ドン・キホーテでリサーチすべきポイント
本題の見るべきポイントを7つに絞って紹介していきます。
また前提として、どういった商品が値下げされやすいか、店舗の「胆力」を考えられると理解が早いです。
ヘルス&ビューティー
メインの商品として、化粧品の取り扱いがあります。
単価 | 安め。 |
---|---|
回転率 | ピンキリ。 有名メーカーの旧商品だとロングテールが見込める。 |
商品数 | 多い。 |
Amazon制限 | 化粧品だと部分的に制限あり。 クリーム系だと不要なものも。 |
取り扱いの商品数が多いため、売れ残りが発生しやすく、一部の商品が大幅値下げされているパターンが多いです。
単価も安めで、回転率がある程度確保できていればロングテールが見込めるものも多いため、初期では特にオススメです。
(出品制限には気をつけましょう。)
ただし商品数も多いため、どういった商品が割安か、ある程度判断できないとリサーチは難しいです。
食品
こちらは利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
単価 | 安め。 |
---|---|
回転率 | ピンキリ。 ロングテールか無名メーカーで一切需要が無いか。 |
商品数 | 多い。 |
Amazon制限 | 「食品」カテゴリーで制限。 |
前提として、食品カテゴリーで制限解除が必要ですが、単価も安く、ロングテールが見込めます。
リサーチは、「この商品安いな?」と思ったものやれば利益が取れることも多く、今までの経験則を活かしやすいです。
ただし商品数自体も多く、値下げされている場合は賞味期限が近いものも多いため、注意です。
家電製品
どこのドンキにも家電コーナーがあります。
取り扱いが多い店舗だと、テレビやレコーダーから、調理用家電、洗濯機などの白物家電まであります。
単価 | 高め。 |
---|---|
回転率 | 高め。 有名メーカーの旧商品などがオススメ。 |
商品数 | 少なめ。 |
Amazon制限 | メーカーごとに制限あり。 |
単価が高めなので、1商品で利幅が取りやすいです。
旧商品が大幅値下げされているパターンが多いです。
有名メーカーの商品であれば、回転率も高く、需要が落ちづらいのでおすすめです。
「Panasonic」「SONY」などのメーカー制限を解除しておくと、かなり有利に立ち回れるかと思います。
おもちゃ
子供用のおもちゃです。
店舗によっては、LEGOの取り扱いがある店舗もあります。
単価 | 低め。 |
---|---|
回転率 | 高め。 有名メーカーの旧商品などがオススメ。 |
商品数 | 普通。 |
Amazon制限 | メーカーごとに制限あり。 |
おもちゃも旧製品系が大幅値下げされる場合が多いです。
どの店舗でも取り扱いがあり、値下げ商品が分かりやすいため、リサーチ自体はしやすいです。
ただし、シリーズや商品によって需要の落ち方が違うため、ある程度のリサーチ力が必要となります。
「バンダイ」「タカラトミー」などのメーカー制限を解除しておくと、有利に立ち回れます。
LEGOの取り扱いがある店舗もあるため、一種の専門系せどりであるLEGOせどりも可能です。
ゲーム
ゲームがドンキで売られていることを知らない人も多いかと思います。
店舗によっては取り扱いも無かったりしますが、任天堂系やソニー系のゲーム本体とソフトが売られています。
単価 | やや高め。 |
---|---|
回転率 | 高め。 |
商品数 | 少ない。 |
Amazon制限 | 無い。が、真贋調査の可能性も。 |
そもそも、ドンキに行ってゲームを買う人が少ないため、品薄商品でも残っていたりします。
回転率は高めで、無名ソフトで無い限り、需要も安定しています。
出品制限は無いものの、一部商品では真贋調査の可能性もあるので、何が調査されやすいかリサーチしてから、仕入れましょう。
ブランド品
ドンキではブランド品の取り扱いがある店舗が多いです。
単価 | 高め。 |
---|---|
回転率 | 低め。 |
商品数 | 少なめ。 |
Amazon制限 | ブランドごとに制限あり。 基本メルカリやラクマ売り。 |
新品と中古の両方扱っている店舗があり、相場より安くて状態が良い場合が多い、中古が狙い目です。
単価が高いため利益幅も取りやすく、商品自体に価値があるため値崩れもしづらいです。
ただし、商品のリサーチをメルカリでする必要があり、リサーチに時間がかかります。
またブランドせどりは専門系せどりの一つになるため、ある程度の商品知識やノウハウが必要になります。
詳しくは別途解説していきたいと思います。
フィギュア
ドンキによっては、新品のフィギュアの取り扱いがある場合があります。
単価 | やや高め。 |
---|---|
回転率 | 低め。 |
商品数 | 少なめ。 |
Amazon制限 | なし。 |
単価が高いため利益幅も取りやすく、商品自体に価値があるため値崩れもしづらいです。
ただし、商品がショーケースに入っていることも多く、JANコードを手打ちしたり商品名から検索する場合も多く、リサーチに多少時間がかかります。
どういったシリーズが強いのか、キャラクターが強いのか、などの基礎知識も必要になります。
またフィギュアせどりは専門系せどりの一つになるため、ある程度の商品知識やノウハウが必要になります。
詳しくは別途解説していきたいと思います。
まとめ
でもなんとなく、どこを見ればいいか分かったよ!
今回はドン・キホーテでリサーチすべきポイントついて、解説しました。
このポイントを抑えつつ、店舗でリサーチをすれば結果はついてくるはずです。
また自分の強みを活かせるジャンルを見つけて、伸ばしていけると、安定した仕入れが可能になります。